大崎町うなぎ資源循環プロジェクト ~「日本一のうなぎの町」を守りたい~

鹿児島県大崎町
  • 大崎町うなぎ資源循環プロジェクト  ~「日本一のうなぎの町」を守りたい~
現在の寄付総額: 118,076,000円
目標金額:10,000,000円
100%
支援者合計
5219人
残り日数
2443日 / 3315日
募集期間: 2021年12月03日〜2030年12月31日
自治体情報
鹿児島県大崎町

持続可能な”うなぎ産業”を目指して…

大崎町の大きな産業である鰻の養殖業。
大崎町では、ふるさと納税の返礼品として鰻が人気になる一方で、鰻の供給が非常に厳しい状況も続いてます。
養鰻場や加工現場での、人材不足が課題となり、単純な競争としての返礼品ではなく、持続可能な産業の育成、大崎町の鰻業界に関わる全ての方の想いをカタチにするために、絶滅危惧種でもある貴重な資源と産業を守るためクラウドファンディングを開始します。

国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種 ウナギを守るため出来ることをはじめます

うなぎ資源を守ることと、食文化については、一見矛盾するようですが、国産うなぎの消費が循環が止まると、資源を守ろうとする生産者、産業(稚魚の放流や、資源保護活動)が衰退する危機にあります。
うなぎは、稚魚の不漁により、価格が安定しないばかりか、海外産のうなぎの市場拡大もあり供給が安定しない厳しい状況にあります。(令和3年12月1日のうなぎの稚魚の漁が解禁されましたが、漁当初は非常に厳しい状況です。)




また、国産鰻のほとんどが養殖ですが、生産地は鹿児島県が全国一というのはあまり知られていません。返礼品として用意する、品質の高い鹿児島県産の鰻を知っていただき、資源を守り、安定して返礼品として供給できるようプロジェクトをご支援いただければと思います。

いただいたご寄附は持続可能な”うなぎ産業”のために活用いたします。

いただいたご寄附は、鰻の稚魚の孵化に民間で初めて成功した企業への支援や、鰻の放流事業、安定した加工品の供給など、この先もずっと「美味しいうなぎ」を皆さまにご提供できる社会づくりに活用させていただきます。




食べて育む未来その①[環境改善]魚道を作るなどを行いうなぎの棲みやすい環境をつくる


    
食べて育む未来その②[生育改善]成魚を放流することで親うなぎを増やし、将来的に子どものうなぎが増える環境をつくる




食べて育む未来その③[広報活動]ポスターの制作などで社会に鰻を守る意識が高まり生産者もやる気に溢れ元気になる環境をつくる




食べて育む未来その④[現場改善]加工上の増設などで高品質で効果的な加工が可能になり適正価格で美味しいうなぎが食べれる社会をつくる




食べて育む未来その⑤[人材確保]雇用の創出などで意欲的な就業者が増えやりがいと活気あふれる生産者が増える就業環境をつくる

大崎町のうなぎの歴史 ~鹿児島県大隅エリアは日本一~




町には、大きな菱田川があり、遥か昔から稚魚が還り、支流では、天然鰻も生息していましたが、産業として発展していったのは、農業でした。

特にさつまいもの生産量は全国一で、大崎町は、昭和30年代まで“うなぎ銀座”ならぬ“デンプン銀座”と呼ばれ、サツマイモからめん類や菓子類に使われる「デンプン」の製造が盛んでしたが、安い輸入品におされて衰退。

町に10箇所程度あった、デンプン工場が軒並み閉鎖している中、現大隅養鰻組合長の楠田氏は、近くの海で捕れるシラスウナギを使った事業に着目し、デンプン工場の水槽を転用するのに成功。

大隅地区には、うなぎの養殖に最適といわれる弱酸性の豊富な湧水がある上に、温暖で鰻に適した生育環境が、マッチングしました。

その中で、急激に生産量が増えたのが技術革新で、生育状況に合わせてうなぎを送る「フィッシュポンプ」という装置を完備し、うなぎを集め運んでいた重労働から従業員は開放され、コストの削減にも成功したそうです。

生産量は、飛躍的に上昇し、全国一の養鰻会社鹿児島鰻が立地し、鰻は町を代表する産業となりました。
平成に入り、生産地表示が義務化されたことで、鹿児島産うなぎはようやく認知されるようになりましたが、鹿児島県が生産量が日本一というのがあまり知られてません。

大崎町、国内トップクラスの産地であることをPRすることも本プロジェクトの目的の一つです。

想定するプロジェクト内での寄付金の使い道
・うなぎ放流事業
・うなぎ人工種苗研究
・しらすうなぎ購入補助
 






大崎町は、鹿児島県の大隅半島のほぼ中央に位置する人口約12000人の町です。
 
小さな町ではありますが、農業が主幹産業で食料自給率400%超えの量もさることながら生産者が魂込めて作り上げた一流の農畜水産物は全国の皆さまのもとへとお届けしています。
 
また、住民の皆さまのおかげでリサイクル率13年日本一を達成し、その技術は海外にも提供するなど環境意識が高い町です。SDGs未来都市にも選定されており、リサイクルの町から世界の未来をつくる町へ様々な企業と連携しながら取り組んでいます。